汚染防止と廃棄物に関する取組み
汚染防止と廃棄物に関する方針と推進体制
基本方針
プロロジス・グループは循環型社会の実現を重要課題として認識し、日々のオペレーションにおいて汚染防止と廃棄物の削減に努めています。例えば、日本において施設内の設備を更新する際には、製品のライフサイクルを考慮した新素材を活用しています。また、本投資法人が物件取得を検討する場合、その物件について土地の汚染等のリスクを評価する環境調査を実施します。更に、本投資法人の保有物件において、発生する廃棄物の量やその処分ルートを集計・管理しています。
環境調査
本投資法人が保有する全ての物件について、取得前に環境調査を実施しており、公開情報だけでなく、主に物件の前所有者や施設管理者から提供される情報にも基づいて評価が実施されています。環境調査は、アスベスト、鉛、PCB、オゾン層破壊物質、水質、空気環境、廃棄物など、環境問題の潜在的な要因となる項目を幅広くカバーしています。本投資法人は、各物件を取得する前に実施するこれらの調査に基づいて、新規取得物件が日本の環境に関するあらゆる法令及び規制を重要な点で遵守していることを確認しています。
廃棄物の削減に向けた取組みやリサイクル製品の利用
保水ブロック
建物の入口やアプローチに、リサイクル製品で作られた保水ブロックを採用することで、ヒートアイランド現象の影響を軽減しています。


フォークリフトを保護する新素材
プロロジス・グループは日本において、フクビ化学工業株式会社と共同で、物流施設や倉庫で使用するプラスチック製フォークリフトガードを開発しました(現在、特許出願中)。
この新製品の主な特長は以下の通りです。

- 一般的なフォークリフトガードは鉄鋼で作られていますが、この製品はより軽くて取り扱いやすいポリ塩化ビニル(PVC)で製造されており、コストも約40%程度低く抑えられています。
- 設置に必要な切断や穿孔作業は現場で簡単に実施可能で、人件費の削減に貢献します。
- PVCを使用することで、衝撃を吸収するように設計されています。通常、鉄鋼製フォークリフトガードを使用すると徐々に摩耗し、修復するのに費用が発生しますが、カスタマーは本製品を使用することによりメンテナンス費用を削減することが可能です。
- 数十年にわたって使用することが可能で、更にその後パレット等にリサイクルすることも検討しています。