環境への取組み方針
環境への取組み方針と環境マネジメントシステム
プロロジス・グループは、物流不動産開発と事業活動が環境に与える影響を深く理解し、それがグローバル・サプライチェーンの持続可能性向上に長期的に大きな貢献ができるものと考えています。
環境への取組み方針
プロロジス・グループはあらゆる事業活動を行うにあたって、サステナビリティの重要性、特に気候変動に与える影響を強く認識しています。国連が推進する「持続可能な開発目標(SDGs)13(気候変動に具体的な対策を)」に強くコミットするとともに、脱炭素社会への移行に際して業界をリードしていきたいと考えています。プロロジス・グループでは、オフィスや従業員の通勤における使用エネルギーの削減や、サプライチェーンにおける原材料や雇用を現地調達することによって、輸送・通勤にかかるエネルギー排出の削減に取り組むなど、あらゆる事業活動において温室効果ガスの削減に関して戦略を立案し、実行しています。プロロジス・グループの従業員はこれらの取組みを極めて重要であると考えており、事業コストと温室効果ガス排出の削減のために、全世界の従業員がエネルギー使用・廃棄物・水使用を削減することに注力しています。
環境マネジメントシステム
プロロジス・グループは、物流不動産開発において、国際規格であるISO 14001に沿い環境マネジメントシステム(EMS)を構築し、外部機関であるDNV GLより第三者認証を受けています。EU及びイギリスにおいては2008年、北米においては2016年、日本においては2016年から認証されています。国際規格への適合により、プロロジス・グループのグローバルにおける環境マネジメントシステムを整え、内部監査にも役立てています。
本投資法人の環境への取組み

適格グリーンプロジェクト比率(注1)
49
適格グリーンプロジェクト件数(注1)
42.5MW
太陽光発電システムの合計発電出力(注1)
71.0%
LED照明の導入比率(注1)
26.5%
グリーンリース契約比率(注2)
5スター及びGreen Star
GRESBリアルエステイト評価
- 2021年5月31日時点
- 2021年3月31日時点
投資活動における環境評価基準の導入
グリーンビルディングへの重点投資
本投資法人は、プロロジス・グループと協調して、環境負荷をできるだけ低減したエネルギー効率のよい先進的物流施設への投資とその運用に積極的に取り組んできました。本投資法人が新たな不動産取得を行う際、高い環境性能と高いエネルギー効率性を有している物件に付与されるグリーンビルディング認証を取得しているかどうかを確認しています。
環境調査
本投資法人は、新たな不動産取得を行う際、デュー・デリジェンスの一環として、独立した専門業者における環境調査を実施しています。この調査においては、対象物件や周辺における実地調査、土地の利用履歴、物件の環境面における使用条件、遵法性の確認、物件管理者へのヒアリング、環境面での留意事項としてアスベスト・鉛・PCB・オゾン層破壊物質・水質・空気環境・廃棄物についての調査等が行われます。本投資法人は、各物件を取得する前に実施するこれらの調査に基づいて、新規取得物件が日本の環境に関するあらゆる法令及び規制を重要な点で遵守していることを確認しています。
環境への取組みにおけるイノベーション
物流施設用人感センサー付LED照明
2018年、プロロジス日本法人は、人やフォークリフトの動きに反応して作動し、カスタマーの電気使用量削減に貢献する、高天井用の人感センサー付LED照明を共同開発しました。更に2020年には、このLED照明をタブレットで制御し使用状況を可視化できるシステムである「Lumiqs(ルミックス)メッシュネットワークシステム」にアップグレードしました。このシステムにより、タブレット上での任意の照明のグループ化や、グループ毎の調光設定、点灯・消灯の制御、電気使用量の可視化が可能となり、2020年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。このシステムは既に本投資法人が保有する物件において導入が開始されており、エネルギー使用量の削減に貢献しています。本投資法人は、今後もこのLED照明を保有物件に順次導入する予定です。
グルーピング
天井に設置された照明器具のグループ設定がタブレットで可能
動線管理
動線データから効率的な荷物の配置を導き出すことにより、エネルギー・庫内作業の効率化を図ることが可能
消費電力管理
消費電力の1時間・日・月単位での集計・分析ができ、データはCSV形式での二次的利用も可能